住まいの数字

UA値と断熱等級:等級6・7の見分け方

UA値と断熱等級の関係

UA値は、家の壁・屋根・床・窓から熱がどれだけ逃げやすいかを表す数字です。小さいほど熱が逃げにくい家です。

断熱等級は、そのUA値などを国の物差しに当てはめた段階です。等級は数字が大きいほど性能が高くなります。つまり、UA値は小さいほど良く、等級は大きいほど良い、と向きが逆です。

等級が決まるまで
建てる住所国の地域の区分が決まる
図面と材料UA値とηAC値を計算する
地域ごとの線と比べる両方が線を下回るか
等級が決まる届いた中でいちばん上の等級

ηAC値(イータエーシー値)は、夏に窓などから入る日射の熱の入りやすさです。UA値が等級7の線に届いても、日射の熱が多すぎれば等級7にはなりません。

浜松の会社が書いている等級とUA値

公式サイトに、等級とUA値を並べて書いている会社の表記です。

会社 書いている等級 UA値
LIFEFUND(ARRCH) 等級6 0.46以下
LIFEFUND(PG HOUSE) 等級6 0.46以下
コットンハウス 断熱性能6 Ua値0.34
nattoku住宅(富士市) 等級5以上 UA値0.6以下
TENアーキテクツ(静岡市) 等級5 0.6以下

同じ等級6でも、UA値には幅があります。等級6の線ぎりぎりの家と、線を大きく下回る家が、どちらも「等級6」です。等級だけを聞いて満足せず、自分の家のUA値まで聞きます。

「等級6・7」の言葉を見分ける

会社の説明には、似ているのに意味の違う言葉が混ざります。

言い方 意味
等級6(評価書あり) 第三者の機関が等級を認めた
等級6 会社が計算して届いたと言う
等級6相当 同じくらいの値だが判定はしていない
G2・G3 民間の団体の物差しで、国の等級とは別

「相当」は、国の等級の判定を受けていない、という意味で読みます。HEAT20(ヒートにじゅう)のG2・G3は、断熱の研究者などの団体がつくった物差しで、国の等級とは別のものです。浜松の会社の中には「G2(等級6)」のように並べて書く会社もあります。

等級6にするか、7にするか

等級6から7に上げると、窓の性能と断熱材の厚さが一段上がります。上げた分の工事費を光熱費で取り戻せるかは、家の大きさ・暮らし方・選ぶ窓で変わり、一律には言えません。

だから判断の順番を決めます。

等級を決める順番
  1. 1等級6で計算してもらう自分の間取りのUA値と計算書
  2. 2等級7にした場合の追加費用を聞く窓・断熱材・換気の差額を分けて
  3. 3追加費用と暮らしの差を比べる冬の室温・夏の日射の入り方
  4. 4決めた等級を見積書に書いてもらう計算書と一緒に受け取る

追加費用を出してもらえない会社、「等級7のほうが絶対にお得」としか言わない会社は、数字で説明できていません。

C値もそろえて初めて効く

UA値がいくら小さくても、すき間から空気が出入りすれば熱は逃げます。断熱等級にはC値(すき間の量)の条件が入っていないので、等級6・7を頼むときは、C値の目標と測定も一緒に約束してもらいます。線の決め方は高気密高断熱のC値は何以下かのとおりです。

聞くことは性能を見積もりに書いてもらう依頼書の断熱(UA値)の表にそろえてあります。浜松の会社のUA値を種類ごとに見たいなら浜松の高気密高断熱の工務店:C値・UA値一覧を使います。

出典