断るときの3つの決まり
- 1決めたらすぐ送る遅くとも1週間以内
- 2理由は1行にする予算・間取り・時期のどれか1つ
- 3お礼を先に書く時間を使ってもらったことへのお礼
住宅会社は、断られることに慣れています。困るのは、返事がないまま図面の手直しや次の打ち合わせの準備を続けることです。早く断るほうが、相手にとっても親切です。
理由は正直に、でも短く書きます。「他社の見積もりのほうが安かった」と書くと、値引きの再提案が来ます。比べた中身を伝える必要はありません。
メールの例文
見積もりや間取りの案をもらったあと
○○工務店 ○○様
お世話になっております。○○です。
先日は、間取りの案と見積もりをご用意いただき、ありがとうございました。
家族で検討した結果、今回は別の会社にお願いすることにしました。
お時間を割いていただいたのに申し訳ありません。
いただいた資料は、ほかの会社には渡さずにこちらで処分いたします。
ありがとうございました。
最後の一文は、図面を他社に使い回さないことを伝える文です。描いた会社にとって図面は大事な仕事なので、この一文があるだけで受け取り方が変わります。
何度も打ち合わせをして、最後に断るとき
○○ハウス ○○様
お世話になっております。○○です。
これまで何度も打ち合わせの時間をいただき、ありがとうございました。
最後まで迷いましたが、予算と時期の都合で、別の会社と進めることに決めました。
○○様には丁寧にご提案いただき、本当に感謝しています。
本来はお会いしてお伝えすべきところ、メールでのご連絡となり失礼いたします。
打ち合わせを重ねた相手には、担当者へのお礼を1行足します。理由は「予算と時期の都合」のように、相手が言い返しにくいものにします。
一括見積もりで届いた会社(まだ会っていない)
○○株式会社 ご担当者様
資料をお送りいただき、ありがとうございました。
検討した結果、今回はほかの会社と話を進めることにしました。
今後のご連絡は不要です。よろしくお願いいたします。
まだ会っていない会社には、これで十分です。「今後のご連絡は不要です」と書いておけば、電話が続いたときにも「メールでお伝えしたとおりです」と言えます。一括見積もりの営業の連絡を減らす方法は一括見積もりのデメリットと営業電話の減らし方のとおりです。
電話で断るとき
電話がかかってきたときや、メールを送っていない相手には、言うことを3つだけ決めておきます。
- 1お礼を言う「ご提案ありがとうございました」
- 2決めたことだけ言う「別の会社にお願いすることにしました」
- 3連絡を終える「これまでありがとうございました。失礼します」
電話では、理由を聞かれても答えは1つに決めておきます。話しているうちに理由を足していくと、その1つ1つに再提案が返ってきます。
引き止められたときの返し方
| 言われること | 返し方 |
|---|---|
| どこに決めたんですか | 社名は控えさせてください |
| 金額なら合わせます | もう決めましたので |
| もう一度だけ会えませんか | もう決めましたので |
| 何がだめでしたか | 家族で決めたことです |
どの返し方も、新しい理由を出していないのがこつです。「もう決めました」を2回言えば、ほとんどの担当者は引きます。
申込金・設計の契約がある会社を断るとき
これから契約する人は、申込金を払う前に「返金されるか」を書面で確かめておくと、断るときに困りません。支払いの時期と割合の見方は工務店の倒産と完成保証にもあります。
断る前に、比べ終わっているか
断りを入れたあとで、比べ忘れた項目に気づくことがあります。送る前に、残す会社と断る会社の答えを並べて、性能の約束と総額が比べられているかを確かめます。比べる項目は見積もりを比べるときの確認表と性能を見積もりに書いてもらう依頼書でそろえられます。