一括見積もりの仕組み
一括見積もりは、建てたい地域・予算・家の広さなどの希望を一度書くと、そのサービスに登録している複数の住宅会社に希望が届き、各社から間取りの案や見積もりが届く仕組みです。使う人に費用がかかるか、どの地域の会社に届くかは、サービスごとに違います。申し込む前に、サービスの説明で確かめます。
5つのデメリット
| デメリット | 起きること |
|---|---|
| 営業の連絡 | 複数社から電話やメール |
| 会社を選びきれない | 登録している会社だけ |
| 見積もりがざっくり | 土地を見ずに作る |
| 性能の条件がそろわない | 各社の標準で出る |
| 断る手間 | 進めない会社への連絡 |
いちばん困るのは営業の連絡です。申し込んだ直後は、何社からも同じ日に電話が来ることがあります。仕事中に電話に出られず、折り返しの連絡が重なるのが、よくある疲れ方です。
見落としやすいのは、見積もりのざっくりさです。土地の地盤や、水道・下水の引き込みを見ていないので、付帯工事の多くが「別途」になります。一括見積もりの金額は、総額ではなく本体の目安と読みます。追加で増えやすい項目は見積もりの注意点:追加費用が出る項目のとおりです。
性能の条件も、そのままではそろいません。会社ごとの標準の仕様で出てくるので、C値・UA値の約束は届いたあとに聞き直します。
メリットもはっきりある
- 自分では探しきれない会社に、一度に頼める。
- 同じ希望から、会社ごとの間取りの考え方の違いが見える。
- 打ち合わせの前に、どの会社と話を進めるかを選べる。
候補の会社が1社もないところから、3社に絞るまでの時間は、一括見積もりがいちばん短くなります。
営業電話を減らす申込み方
- 1連絡用のメールアドレスを分ける家づくり専用にすると見落とさない
- 2要望欄に連絡の方法を書く「連絡はメールでお願いします」
- 3届く会社の数を選べるなら絞る多くても5社まで
- 4性能の希望も書く「C値を測る会社を希望」など
要望欄に書く文の例です。
平日の日中は電話に出られないため、ご連絡はメールでお願いいたします。
気密測定(C値)を全棟で行っている会社を希望します。
間取りの案と、本体・付帯工事・諸費用を分けた見積もりをお願いします。
性能の希望を書いておくと、条件に合わない会社が自分から手を引くことがあり、結果として連絡も減ります。
届いたあとに電話を減らす
連絡が続くいちばんの理由は、断っていないことです。会社は、返事のない人を「まだ検討中」と見て連絡を続けます。
- 1届いた案と見積もりを並べる性能の約束と総額の目印で
- 2進める会社を3社までに絞る残りは見込みがないと決める
- 3進めない会社に断りを入れるメールで短く、理由は1行
- 4電話が来たら一言で切る「メールでやりとりしたいです」
断りのメールの文面は工務店の断り方:メールと電話の例文をそのまま使えます。
断ったあとも電話が続くときは、その会社と一括見積もりのサービスの両方に、自分の連絡先を営業に使わないよう書面(メールでよい)で求めます。それでも止まらないときは、お住まいの地域の消費生活センターに相談できます。
使うか決める
頼みたい会社が決まっているなら、一括見積もりは使わず、その会社に直接、性能を見積もりに書いてもらう依頼書を添えて頼みます。浜松市の会社なら浜松の高気密高断熱の工務店:C値・UA値一覧から公式サイトへ進めます。
候補がまだなく、連絡が来てもかまわないなら、一括見積もりで候補を集め、届いた会社を3社まで絞ってから打ち合わせに進みます。