C値は、会社の大きさでは決まらない
C値(家のすき間の量)は、計算では出せず、建てた家を機械で測って初めて分かる数字です。同じ図面・同じ材料でも、すき間をふさぐ工事を丁寧にやるかどうかで値が変わります。
だから、大手の工場でつくる部材が多い家でも、現場の工事が雑ならすき間は増えます。地元の小さな工務店でも、全棟で測って直す会社は値が安定します。差を生むのは「測って、直す仕組みがあるか」です。
公表のしかたの違い
地元で全棟を測る工務店
- 基準値や平均値を前に出す
- 測った結果の幅を書く会社もある
- 測定を家ごとの約束にしやすい
広い地域で建てる会社
- 商品ごとの性能を前に出す
- C値を書かない会社も多い
- 書いても抜き取りの結果のことがある
浜松の外に本社がある会社の例として、名古屋市のクラシスホームは、C値1.01.3、または0.20.6を2025年度の実邸のサンプリング調査(何棟かを抜き取って測った結果)として書き、「性能を保証するものではありません」と添えています。抜き取りの結果は、自分の家が測られる約束ではありません。
一方、浜松市の水田建設は全棟で測った結果の幅としてC値0.3–0.7を、花みずき工房は全棟測定と基準値0.5cm2/m2 以下を書いています。数字の小ささより、「全棟」の言葉があるかどうかが、両者のいちばん大きな違いです。
大手ハウスメーカーにC値を聞くときの質問
大手の営業担当者に「C値はいくつですか」と聞くと、商品の性能や過去の実績の値が返ってきます。それは別の家の数字です。聞き方を変えます。
| 聞くこと | 見るところ |
|---|---|
| 私の家で気密測定をしますか | するか・しないか |
| 測るなら、いつ・何回ですか | 完成後を含むか |
| 目標の値を書面に書けますか | 約束か参考か |
| 届かないときはどうしますか | 手直しの有無 |
「全棟測定はしていない」と言われたら、次に「測定を契約の条件にできますか」と聞きます。費用を払えば測る会社、測定の専門会社を施主が呼ぶことを認める会社、どちらも断る会社に分かれます。断る会社には、なぜ測らないのかを聞き、納得できる答えがなければ、C値は約束されない家だと割り切って比べます。
どちらを選ぶかの決め方
C値を最優先にするなら、全棟で測って約束の値を書面にする会社を選びます。浜松では、そうした会社は地元の工務店に多くあります。浜松で全棟測定を書いている会社は浜松で全棟気密測定をする住宅会社で見られます。
C値以外(ブランドの安心・工期の短さ・アフターサービスの仕組み)を優先するなら、大手でもかまいません。その場合も、測定を条件にできるかだけは聞いておきます。会社の種類そのものの選び方は工務店とハウスメーカーの違いと選び方のとおりです。
どの会社にも同じ質問を書面で送るなら、性能を見積もりに書いてもらう依頼書が使えます。
自分で決めきれないとき
ハウスメーカーか工務店かを決める前に、予算と希望を誰かと整理したいなら、家づくりの相談窓口が使えます。相談窓口は会社の紹介を受ける前提のサービスで、窓口のある地域でしか使えないことがあります。浜松で使えるかは、予約の前に窓口の対象地域を確かめます。
紹介を受けずに自分で比べたい人は、工務店のC値比較で値の種類をそろえて見るところから始めます。