いちばん大きな違いは「家の決め方」
ハウスメーカーは、あらかじめ用意した商品(家の型)の中から選び、仕様を組み合わせて家を決めます。工務店は、土地と希望に合わせて一から家を決めていくことが多い会社です。
この違いが、価格の見え方・性能の数字の出し方・打ち合わせの手間に、そのまま表れます。
ハウスメーカー
- 商品の型から選ぶ
- 仕様や価格の幅が先に見える
- 品質をそろえる仕組みを持つ会社が多い
- 型から外れる変更は追加費用になりやすい
工務店
- 土地と希望に合わせて決める
- 会社ごとに得意な家がはっきり違う
- 社長や担当者で家が大きく変わる
- 会社ごとの差が大きく、見極めの手間がかかる
性能の数字の出し方も違う
ハウスメーカーは、商品ごとに標準の仕様で計算した性能の数字を出すことが多くなります。工務店は、全棟で気密を測ってその結果を出す会社もあれば、数字をほとんど出さない会社もあります。
どちらの数字も、そのままでは比べられません。基準値・平均値・実例値・標準仕様のどれなのかを先に見分けます。見分け方はC値・UA値とはのとおりです。
迷ったときの決め方
- 1いちばん譲れないことを1つ決める性能・間取りの自由さ・総額・建てるまでの早さ
- 2その項目を数字か書面で確かめられるか見る性能なら測るか、総額なら付帯工事まで出るか
- 3会社の種類ではなく、約束してくれる会社を残す工務店とハウスメーカーを混ぜて比べてよい
工務店かハウスメーカーかを先に決めてしまうと、比べる相手が半分に減ります。両方から同じ条件で見積もりを取り、約束の中身で比べるほうが失敗が少なくなります。
会社の種類より大事な3つの確認
| 確認すること | 見るもの |
|---|---|
| 性能 | 自分の家のUA値と、目標のC値・測る時期 |
| 総額 | 本体・付帯工事・諸費用・税込か税別か |
| 倒産への備え | 完成保証に入れるか |
総額は見積もりを比べるときの確認表でそろえ、倒産への備えは工務店の倒産と完成保証の手順で確かめます。
相談するか、自分で比べるか
自分で比べるなら、性能の数字一覧と見積もりの確認表から始めます。どちらの会社が合うか分からず、話しながら決めたいなら、家づくりの相談窓口を使う手もあります。相談窓口は会社の紹介を受ける前提のサービスなので、紹介を受けたくない人には向きません。