5つの質問と、答えの見分け方
| 質問 | 良い答え | 危ない答え |
|---|---|---|
| ① C値の約束と測定 | 0.5以下・全棟測る | 測らないが大丈夫 |
| ② 測る時期と報告書 | 途中と完成後・渡す | 希望があれば測る |
| ③ 自分の家のUA値 | 間取りで計算して渡す | 標準プランと同じ |
| ④ 窓・断熱・換気の仕様 | 製品名で見積書に書く | 標準のもの |
| ⑤ 届かないときの対応 | 手直しを書面に書く | 届かないことはない |
1つでも危ない答えがあれば、すぐに断る必要はありません。理由を聞き、2回目の答えで判断します。2回聞いても数字が出てこない会社は、外します。
① 自分の家のC値を何以下で約束し、全棟で測るか
C値は家のすき間の量で、建てた家を機械で測らないと分かりません。測らない会社の「高気密」は、確かめようのない言葉です。
良い答えは「0.5以下を目標にして、全棟で測ります」のように、値と測定がセットで出てくる答えです。0.5を線にする理由は高気密高断熱のC値は何以下かのとおりです。「同じ工法で建てているので測らなくても同じ」という答えは、工事の丁寧さで値が変わるC値の性質と合いません。
② いつ測り、報告書をもらえるか
気密測定は、工事の途中(壁の中が見えるうち)と、完成した後で意味が違います。途中で測れば、すき間を見つけて直せます。完成後に測れば、仕上がった家の値が分かります。
良い答えは「途中と完成後の2回。どちらも報告書を渡します」。危ない答えは「ご希望があれば測ります」。希望しないと測らない会社は、測るのが普通の会社ではありません。報告書のどこを見るかは気密測定の時期と報告書の見方で確かめられます。
③ 自分の間取りでのUA値と、等級の計算書を出せるか
UA値(熱の逃げやすさ)は、図面と材料から計算する数字です。窓の数や大きさが変われば値も変わります。
良い答えは「間取りが決まったら計算して、計算書を渡します」。危ない答えは「標準プランで0.46なので、お客様の家も同じくらいです」。大きな窓を付けた家と標準プランの家が同じ値になる理由はありません。等級の見分け方はUA値と断熱等級:等級6・7の見分け方のとおりです。
④ 窓・断熱材・換気の仕様を見積書に書けるか
性能を決めるのは、窓の枠とガラス、断熱材の種類と厚さ、換気の方式です。ここが「標準仕様」「一式」としか書いていない見積書では、あとで仕様が下がっても気づけません。
良い答えは、製品名と厚さまで見積書に書く答えです。製品名を出せない会社は、契約のあとで安い製品に変えても説明がつく書き方をしています。
⑤ 届かなかったときにどうするか
ここで会社の本気が分かります。約束の値に届かなかったとき、すき間を探して直すのか、それとも「目標でした」で終わるのか。
良い答えは「届くまで手直しして測り直します。費用は会社持ちです」と書面に書く答えです。「うちは届かないことはありません」は、答えになっていません。
聞き方の順番
- 1メールで5つの質問を送る同じ文面を全社に
- 2答えを表に書き写す良い答え・危ない答えに分ける
- 3危ない答えの理由を聞く2回目で数字が出るかを見る
- 4残った会社に依頼書を渡す答えを見積書に書いてもらう
質問を書面にした表は、性能を見積もりに書いてもらう依頼書にそのまま使える形でそろえてあります。
聞く相手を増やしたいとき
浜松市の会社の公式の数字は浜松の高気密高断熱の工務店:C値・UA値一覧で見られます。気になる会社が決まっているなら、その会社に直接5つの質問を送ります。
候補がまだ少なく、同じ条件で複数の会社から間取りと見積もりを集めたいなら、一括依頼のサービスがあります。届いた会社にも、同じ5つの質問を送ります。