公式サイトの数字は、値の種類がそろっていません。 1棟の実例と、全棟の基準を同じ表で上下に比べないでください。 下の表は掲載の順で、良い順ではありません。
C値は、何を表す数字?
C値は、家のすき間の量です。 家全体のすき間の面積を、床の広さで割って出します。 小さいほど、すき間が少ない家です。
C値は、現場で専用の機械を使って測ります。 図面から計算するUA値(熱の逃げやすさ)とは、ここが違います。 国が決めた「高気密」の線はありません。 契約で頼む線の決め方はC値は何以下なら高気密かで確かめられます。
- 家の広さ
- 仮に床の広さ112㎡の家
- C値1.0と0.5のすき間の合計
- C値1.0なら112㎠、C値0.5なら56㎠
※ C値に床の広さを掛けると、家じゅうのすき間を1か所に集めた大きさになります。
自分の家の床の広さを掛ければ、同じように計算できます。
静岡市の3社は、公式に何と書いている?
C値の数字があるのは2社です。UA値の数字があるのは1社です。
| 会社 | C値(値の種類) | UA値(値の種類) |
|---|---|---|
| 百年住宅 | 0.8~1.0㎠/㎡(実例値) | 確認したページに記載なし |
| 福工房 | 確認したページに記載なし | 確認したページに記載なし |
| TENアーキテクツ | 1.0以下(基準値) | 0.6以下(基準値) |
百年住宅は、C値を「クリアしています」と書いています。 ただし、何棟を測った結果か、目標の値かは書かれていません。 UA値の数字はなく、すべてのプランで断熱等性能等級4(平成25年基準)と書いています。 この会社に頼むなら、自分の家のC値を測るか、UA値はいくつかを聞きます。
福工房は、性能の数字を載せたページが見つかりませんでした。 よくある質問では、土間の寒さに答えて断熱・気密に触れています。 数字がないことは、すき間が多いという意味ではありません。 聞けば答える会社もあるので、数字で返してもらいます。
TENアーキテクツは、基本の線とは別に、実績として0.2~0.5も書いています。 実績の幅が、自分の家でも約束されるとは限りません。 自分の家に近いのは、基本の線の1.0以下です。
全棟で測る?希望したときだけ?
対象の会社について、確認した公式ページでは「全棟で気密測定」という記載を確認できませんでした。
| 会社 | 気密測定の公式の記載 | 聞くこと |
|---|---|---|
| 百年住宅 | 確認したページに記載なし | 自分の家で測るか |
| 福工房 | 確認したページに記載なし | 測るか・C値の目標 |
| TENアーキテクツ | 希望に応じて実施可能 | 費用・時期・回数 |
TENアーキテクツは気密試験は希望に応じて実施できると書いています。 希望で測る会社なら、測ることを契約書か見積書に入れます。 費用が別なら、その金額も見積もりに書いてもらいます。
測らない家のC値は、誰にも分かりません。 高気密を求めるなら、測ることを条件にしてください。 いつ・何回測るかは気密測定の時期と報告書の見方のとおり、工事の途中と完成後の2回が理想です。
市外の会社の施工エリアは、どう確かめる?
静岡市や静岡県を施工エリアとして案内する掲載会社です。 市内全域に対応するとは限らないため、建築地の住所を伝えて確認します。 施工エリアに入ることと、性能の値が同じかは別です。
| 会社(本社) | C値(値の種類) | UA値(値の種類) |
|---|---|---|
| 花みずき工房(浜松市) | 0.5cm2/m2 以下(基準値) | 0.46w/m2・k 以下(基準値) |
| nattoku住宅(富士市) | 確認したページに記載なし | UA値0.6以下(基準値) |
| GROOVY(岡崎市) | 確認したページに記載なし | UA値0.46以下(標準仕様) |
花みずき工房の施工エリアは「施工エリアは静岡県西部・中部など。静岡支店は静岡市駿河区」です。 市名の記載はありませんが、静岡支店が静岡市駿河区にあります。 C値の記載には、全棟で気密測定をする旨があります。
nattoku住宅とGROOVYは、施工エリアに静岡市を書いています。 どちらもC値の数字は見つかりませんでした。 GROOVYの値は、GROOVYというブランドの家のものです。
ほかの掲載会社は、確かめたページで静岡市を施工エリアに書いていないか、施工エリアの記載が見つかりませんでした。 気になる会社があれば、建築地の住所を伝えて建てられるかを聞きます。 TENアーキテクツの対応エリアにも、静岡市があります。
UA値は、どの線を見ればいい?
断熱の等級(断熱等級)は、UA値などで決まる国の等級です。 等級6の線は、5〜7地域の等級6はUA値0.46以下です。
目標の断熱等級を決めたら、建築地に適用するUA値の基準を設計者に聞きます。 会社の標準仕様で届くか、追加費用はいくらかも確認します。 UA値だけでは等級が決まらない点はUA値と断熱等級の見分け方のとおりです。
等級の線は、国が決めた地域区分ごとに違います。 地域区分は、市町村ごとに国の告示で決まっています。 建築地がどの地域かは、設計者に計算書に書いてもらってください。 静岡市の外の会社に頼むときも、建築地の区分で計算しているかを見ます。
候補を、どう絞る?
- 1値の種類をそろえる基準値は基準値どうしで比べる
- 2測るかを確かめる全棟か、希望で測るか
- 3自分の家の値を聞くC値の目標とUA値の計算書
- 4届かないときの対応を聞く手直しの有無と費用の負担
候補の会社には同じ質問を送り、返答を並べて比べます。
次にやること
- 候補の会社に「自分の家で気密測定をしますか。何回、いつ、費用はいくらですか」とメールで聞きます。
- 性能を見積もりに書いてもらう依頼書を渡し、C値の目標とUA値を見積書に書いてもらいます。
- 各社の出典と確認日は会社一覧で見て、古い数字がないか確かめます。